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2004年62004年7月1日〜31日(3.5〜4.5ヶ月)『はじめてのくるまでおでかけ』
■2004年7月(3.5〜4.5ヶ月)■『はじめてのくるまでおでかけ』
■おでかけ準備■
車で1時間半ほどのところにある実家に行くことにした。ケージを折りたたみ、餌、おもちゃなどなどをまとめる。ごじゃ荷物だけでも案外な量で自分の服の枚数を減らそうかと考えるほど。
大量の荷物を2回にわけて車に積み込み、さあ、完璧! …おっと、ごじゃえもんを忘れるところだった。
プンスカ怒っている。荷物を積んでいる間アクリルキャリアの中に入れられたまま暗い玄関に放置されていたからねぇ。
コウモリ状態で狭いケースの中を渡り歩く。ぎゃぁぁぁぁっ!!しまいには叫ぶ。
車の中でしばらく様子を見たが、いっこうに怒りが収まらないようなので根負けし、車内に放鳥してやった。ボロタオルをかけ、動かないようにした助手席のヘッドレストに乗っかったごじゃえもん。
ご機嫌である。しっかりと足下のタオルを握りしめ、そのときまでしみ一つなかったシートに落とし物を垂れ、「ひよっ!!」と一声。ごじゃ様のお許しが出たので、きゃつ運転手は出発する。

■ニッサン・移動ケージ 1300cc■
動くケージとなった車内では、指先につけた水をときどき舐めさせてやる。
はじめの間こそ落ち着きがなかったごじゃえもんだが、だんだんくつろいできたようで時折「ぴゃ」など奇声を上げている。基本的に走行中は後ろを向き、信号などで車が止まると進行方向を向く。
片側2車線の道路を通っているので大きなトラックが真横を走り「しゅっ!!」と大きな音をたてている。
「ごじゃさん、おっかなくないんですか?トラック、でかいですよ。」と聞いてみた。一般にヨウムは気が小さいらしいが、涼しい顔でシートベルトを囓っている。
…おお、そうだ。こやつが毎日バカンス(日光浴)しているベランダの真ん前が道路だったっけ。
車内のほうが窓閉めている分、トラックの音もいつもより小さいわな。(^^;)
赤信号、踏切などの間に、ひまわりを一粒ずつ遠足のおやつにもらって上機嫌の様子。

■グルメ■
東京とはいえ実家の近所には畑が点在しており、新鮮野菜を農家から直接購入することが出来る。午前中早い時間に行かないと人気のあるものは売り切れご免なので先手必勝である。ちょうど出荷時期だったやわらかくて甘いトウモロコシ「味来」や、出始めの枝豆、枝で赤く色づいたトマト、葉物などなど…ちょっとしたグルメスポットなのだ。
これら初夏の味覚を前に、ごじゃさんは「ひいっ」と奇声を発しながらトマトにむしゃぶりつき、トウモロコシを食い散らかし、普段はあまり口にしない小松菜も食べている。特に気に入ったのは枝豆。サヤを足指でしっかり握りしめ、豆をほじりだし薄皮を剥いて次々に口にする。食べ進むうち、だんだんと食べ方が上手になり、力を加減してサヤから豆を押し出すコツをマスター、枝豆喰いの匠へと育ちつつあるのであった。
7/17、生後4ヶ月。
目の色がだいぶ明るくなってきました。
■高級グルメ■
「ぴんぽーん」ご近所さんがやって来た。きゃつが子供の頃からいろいろなものを持ってきてくれた。今でもイロイロ持ってきてくれる素晴らしくイイ人だ。
今年も『サトウニシキ』をいただいた。もちろんそんな高級品うちでは買ったことはないのだが、毎年いただきもので欠かさず口に出来る逸品である。
「あらあら、なあに? とりさーん、こーんちはー。ひとつたべるかな??」
「そんな高級品、生まれてこの方見たことも聞いたこともないからねぇ…」
「はい、ドーゾ」
「うぴゃっ!!」差し出されたサクランボをひったくるように奪い取ると、息もつかずに一気食いをして見せたごじゃえもん。まるで高級品を初めて食べた貧乏な子だよ…っていうか、まんまじゃん。きゃつは悲しいぞ。みっともないからがっつくのはよせ。おかげで翌日、またサクランボを持ってきてくれた。
「これは、ごじゃちゃんのぶんよ」そうはさせない。…喰ってやる。

食欲も旺盛!!
ガツガツ
ムシャムシャ

■ごじゃぽ■
すでにお気に入りの止まり木となった梁に乗っかり、機嫌良くさえずっている。親馬鹿耳に聞こえていた「ほにゃぽ、ほにゃぽ」は、ここではっきりとした「ごじゃぽ」になった。
それを聞いた母は、「あらたいへん、この子しゃべってるよ。ごじゃ子だってさ、ごじゃ子〜」と呼んでいる。きゃつは「ごじゃこ」とは呼んだことないんだけどね。
結果、「ごじゃこ〜う」と「ごじゃぽ」が混在することになったが、「こう」のほうが言いやすいらしく、滞在中にすっかり「ごじゃ公」になってしまった。
7月中には「ごぢゃちゃん」もマスター。ここ一発、気合いを入れるときに活用しているようだ。
ただし、毎朝、毎朝の「おはよう」はしゃべる気配、カケラも無し。
■眺めの良い部屋■
実家と言っても昭和の臭いのする公団住宅である。窓からは大きな児童公園が見え、そこには大きな青桐やケヤキが枝を広げている。去年は「チョウゲンボウ」が巣をかけて巣立っていったらしい。
そんな公園を見下ろす窓にケージを置いた。
目の前の青桐にはシジュウカラ、雀、キジバト、オナガなどが次々とやってくる。そのたびにびっくりしたり覗いたり、呼んでみたり…なかなか忙しそうである。
午前中の涼しい時間は親子連れが公園にやってくる。中でもごじゃえもんのお気に入りはぐるぐる回る回転遊具・通称「地球儀」。これを子供らが回し始めると、握った枝豆がぽろりと落っこちてもかまわないほどのご執心ぶりで、まさに釘付け。普段、暇さえあれば「出せ出せ」と要求していた姿が想像できないほど、ケージ内をエンジョイしてる。
…そりゃそうだ。屋外エンタテイメントのスーパーシートだよ。居ながらにして次々におもしろいものが見られるからねぇ。
一番の大喜びだったのは呼ばれて近所にやって来た救急車。ピーポー音に刺激され興味津々。
回転灯のぐるぐるがたまらないらしくケージのアミにへばりついて夢中で見ている。…不謹慎なやつだ。
■復讐するは我にあり■
部屋の中で勝手に遊ぶごじゃえもん。母は知らん顔をしている。
近くに飛んできたときには声をかけてかまってやり、要求されれば掻いてやるが、自分から手を出すことはない。結果、ごじゃえもんは自分が遊びたいときにかまってくれる母の事は気に入っている。
で、問題は父。ごじゃえもんのことをいじりたくていじりたくて仕方がない。
「おい、こら、ごんすけ」
勝手に新しく名前をつけ、おもちゃを持って追いかけ回す。
ケージに入っている時、金網をガチャガチヤさせ音をたてる。ゆでる前の枝豆をケージ前でぶらぶらさせ、ごじゃが顔をだすと引っ込める。
「お父さん、そんなことしちゃだめだよ」
「あ、ヒドイなぁ。いじめてるの?」
「ちがうよ。遊んでやってるんだよ」
かわいがりたいのはわかる。悪気がないのも私にはわかる。
でも、ごじゃえもんはかなりファイトしていたぞ。
そして、放鳥されるごじゃえもん。
自分がいじめたことなどすっかり忘れ、新聞を読む父。
羽を開き気味にし、よたっ、よたっ、と小走りで何かに向かってダッシュするごじゃえもん。視線の先には、座卓の下で無防備にさらされた父の裸足の足。
「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」
しっかり復讐を遂げたごじゃえもんであった。
バンザーイ!!
どうでもいいがごじゃさんよ、嘴が水虫になっても知らないぞ。
ふん! なめんなよっ!
生後3ヶ月半から4ヶ月半の間、みるみるうちにカラダがしっかりしてきました。
ブンブン飛んでいるせいか、骨っぽかった胸にもおいしそうなササミがついてきました。斑にピンク色の舌は、まだ明るい色です。前半に多く見られた甘え鳴きや、かがんで餌をねだる行動もだんだん少なくなりましたね。きゃつを無視して窓から公園を眺めて過ごす生活で少しは自立した…かなあ。
気に入らないメニューの時にフォーミュラをねだってよくやる行動だったので、グルメ生活満喫の実家では必要なかったのかもしれません。そういえば、家に帰ってからは時々ねだっています。
毎朝実家で聞いて習得した「朝一番の雀の声」の真似は腰が抜けるほどへたくそで、さすがに自分でもマズイと思ったのか早々に封印されました。
「ぢゅん、ぢゅぢゅぢゅぢゅぢゅん!!」体重は412〜420gになりました。
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